全国疎開学童連絡協議会 公式ホームページ〜子どもたちの戦争体験〜gakudousokai.com

絵物語
会長ごあいさつ

2013年4月
全国疎開学童連絡協議会会長 阪上順夫
(東京学芸大学名誉教授、教育学博士)

なぜ、疎開協を始めたのか?

疎開協は今から27年前、1986(昭和61)年に設立しました。私は、かつて疎開学童でしたが、長野県の自分の疎開先へ40年ぶりに里帰りし地名にちなんで「木崎会」を設立しました。1986年は「国際平和年」で、折から開催されていた「品川の学童疎開展」を見て、何とか全東京都規模で出来ないだろうかと考えたのがきっかけとなり、仲間を募って、300人程の発起人が集まり、同年12月に東京都児童館を会場に「学童疎開展」を開催し無事に成功裡に終わりました。これを契機に「疎開学童連絡協議会」を設立しました。

私たちは、自分たちは戦争体験としての「学童疎開」を次の世代に「語り継ぎ」、実態を多くの人に知ってもらい平和を学び求めていくことを目的に、これまでの27年間に8回の「疎開展」を開催、会報を76号まで発行し『学童疎開の記録』(全5巻)大空社刊など多くの出版物も刊行してきました。
しかし、疎開を経験した人たちは高齢化し、疎開という言葉を知らない人々が多くなりましたが、あの体験を出来る限り後世に伝えたいと思い、活動を続けています。
今や、インターネト時代です。ホームページによってより多くの人に、特に若い人たちに学童疎開体験を通じて戦争の実態を伝えていきたいと考えています。ネットを通じて世界中の人にも伝えることができるので、生きている限りは活動を続けて参ります。特に学校で学習する、小学校6年生の授業に役立たせて頂きたいと願っています。皆さまのご理解とご協力をお願い致します。

「小学校6年生のみなさんへ」

6年生のみなさん、社会科で日本の歴史を勉強していますね。縄文、弥生の古代から始まって、最後は明治、大正、昭和、平成の現代になります。その昭和の時代に日本は、中国、アメリカ、イギリスなど世界の大きな国を相手に戦争をしました。日本は次第に敗勢となり、1944年には、子どもたちを大都市から田舎に避難させることになりました。
これを疎開と言います。当時、小学校の生徒は学童と呼ばれていました。そのため小学校の疎開を「学童疎開」と言いました。皆さんの教科書にも「学童疎開」が出てきます。
当時の子どもたちが、どんな体験をしたか、是非、このホームページで勉強してください。私たちは、こんな体験をみなさんにしてほしくありません。そうするには、どうしたらよいのでしょう。世界が戦争せず、平和になればよいのです。今でも、世界ではどこかで戦争が行われ、子どもたちが犠牲になっています。みなさんも「学童疎開」を勉強して、戦争とはどんなことか知ってください。

(c) 2013 全国疎開学童連絡協議会